
歴史
みなさん、どうしてものを包む四角い布を「風呂敷」っていうのかなぁ、と不思議に思われたことはないですか?
昔は衣装を布で包み、頭の上に載せて運んでいたのですが、この布を「平包み」と呼んでいました。
一方、風呂で使う「風呂敷」というものもありました。昔のお風呂は、今のような湯に浸かるものではなく、白衣を着て入る蒸気浴、つまりサウナみたいなものだったんですが、脱いだ衣服を他の人と間違えないように、紋入りの布に包み、風呂から上がったら布を床に敷いて、この上で身づくろいをしました。これを「風呂敷」と呼んでいました。
つまり、風呂敷は敷物の名前で、包むための平包みとは分けて考えられていました。
が、江戸時代ぐらいになると「風呂敷」「平包み」の両方が同じものを指すようになりました。
そして今では、敷物としては使われませんが、名前だけは「風呂敷」と呼ばれています。また、風呂敷でバッグを作ったり、カバーに使ったりと、用途も広がってきています。
呼び名も用途も、時代とともに変わってきた「風呂敷」、便利に使って楽しみましょう。

大きさ
風呂敷の大きさはいろいろあります。でも、一般的に見かけるのはだいたい3種類くらいです。
どの大きさの風呂敷がどんな使い方に向くかちょっと覚えておくと、いざ風呂敷を使おうという時に役立ちますよね。

| 呼び名 | 中幅 | ニ幅 | 三幅 |
|---|---|---|---|
| 寸法 | 約 45cm | 約 68cm | 約 105cm |
| 主な用途 | お弁当包みや小さな巾着(バッグ)として、ちょうど使い易い大きさです。 | 最もよく見かける“普通の”サイズです。 進物に菓子折りなどを包むのに便利です。 | もともと毛布など大き目のものを包むのに使われていたサイズですが、風呂敷バッグを作るのにいいサイズです。 |

素材とお手入れ
風呂敷の素材も色々です。昔は天然素材しかなかったんですが、今は化学繊維も開発され、一見では絹と見分けられなかったりします。
でも、素材によってお手入れ方法が違ったりしますので、注意が必要です。
| 素材 | 特徴 | お手入れ |
|---|---|---|
| 絹 | 高級品で独特の風合いがあります。 慶弔の改まった場面で使いたいです。 |
自宅では洗濯できません。 扱いが難しいです。 |
| 綿 | 多用途に使い易いです。 大判のものも多く、バッグを作ったりできます。 |
洗濯機で洗濯できます。 ただ、シワになりやすいので、アイロンをあててください。 |
| ポリエステル | 比較的絹に近い風合いと、手ごろなお値段が特徴です。 ラッピングに使って、そのまま差し上げてもいいですね。 |
手洗いで洗濯ができます。 アイロンは低温でお願いします。 |
| レーヨン | 洗濯はドライクリーニングのみです。 |
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