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- 京友禅「繭」のこだわり
京友禅ブランド「繭」が生まれたのは二〇〇〇年のこと。
繭とは蛹を保護する包被。
これからと育とうとする幼い命を
大切に保護するものである。
そして、繭はその命から紡ぎだされる繊維が土台となり、
周りにあるもの、景や土に覆われ一つの繭となるのである。
大切なもの、「伝統」を残し、それは基礎となり、
そして、「現代」的なものを吸収して発信する。
それが繭のコンセプトである。
そんなブランド「繭」が作り上げてきたものは、絹のような質、
そして繭の中のようにぬくもりに包まれた一品となる。

伝統はそのままの形でのこるものではない。
時代のエッセンスが加えられ、伝統の創造が行われてきた。二十一世紀、新しい伝統を創造する仕掛け人が「繭」なのである。
そして、「繭」という名前がそのまま歴史に残ることを目指している。

職人の繊細な技と
美しさに対する限りない想い。
伝統的な技術と現代的な感性を
融合させる情熱的なまなざし。

手づくりのぬくもり
それは人とその心を包み込む。
ひとの手でつくられたものは
ひとの心が現れる。

職人の確かな眼が
確かな手が
確かな感性が
確かなものをつくりあげる。

「繭 丸益西村屋」では日本古来からの伝統色にこだわって手染めしています。
どことなく優しくて、強く主張する色ではないけれども、その分、周りのいろんな色に馴染みやすい…そんな色を目指して、丁寧に染料を調合し、染めているのです。
ですから、時には思った色にならないこともあります。そんな時には染め直したり、(場合によってはみなさんに紹介するのを止めてしまったり)ということもあります。
もったいないけど、それがプロの仕事です。

これらの多くは、その時々に熟考されたデザインを元にしており、今、見てもそのセンスには学ぶところが多いと感じています。
私どもではこれらの貴重な“財産”を、もっと手軽に、気軽に生活に取り入れてもらいたいと、Tシャツの柄などに活用しました。 ただ、どんな優れたデザインの型紙を使っても、それだけで優れた商品ができあがる訳ではありません。
型紙のどの部分を使って、どんな配置にすればTシャツに映えるか、と常に試行錯誤しながら制作を続けています。
過去と現在の職人が合作している、そんなイメージです。

その間、様々な時代の変化と共に、技術も遷移してきました。手描友禅から型紙を用いた技法へ、そして「引染め」という地色を染める技術…永年の和装染色の中で様々な技術を蓄積してきました。
和装に比べて気楽に着ていただけるTシャツやジーンズは、ともすれば手を抜いているように思われることがございます。確かに工程数や、要する作業量は異なりますが、私共は決して手を抜くことなく、一点一点真剣にものづくりに取り組んでおります。ものづくりの姿勢だけは、永年、染色に携わってきたその精神を守り続けたいと思っております。







