この度は、弊社ホームページにご訪問頂き、誠にありがとうございます。
弊社「丸益西村屋」は、明治三十八年、初代西村松之助が手描友禅を業として以来100余年間、和装の染色一筋に携わってまいりました。
創業以来、温故知新の精神で一業に専念し、工芸染色の文化継承の精進を重ねてまいりましたが、もっとみなさんに染色の世界を知って頂きたい、そして、心に残る楽しい体験をして頂きたいとの想いから、私共の代になり、本業の染色業に加えて京友禅体験工房を始めさせていただきました。以来、たくさんのお客様に友禅染を体験していただいております。
体験いただいたお客様が喜んで帰っていかれる様子を見る度に、今でも深い感慨を覚えますとともに、より一層喜んで頂くため、努力を重ねていかなければならないとの想いを強く致しております。
そんな想いもあり、本年からは風呂敷包み方体験教室も始めさせていただきました。発想は、弊社が永年得意としてきた正絹風呂敷染色にあります。風呂敷の便利さや良さをもっとたくさんの人に知って頂きたい、そしてやはり友禅染の体験を始めたときと同様に、心に残る楽しい体験をして喜んで頂きたいとの願いを込めて、日々、お客様をお迎えしております。
また、永年の和装染色の中で蓄積した技術を用いて、Tシャツやジーンズ、バッグ、ストールなどのファッションアイテムを 「繭 丸益西村屋」のブランド名で発表し、インターネットショップを中心に販売を行っております。和装に比べて気楽に着ていただけるTシャツは、ともすれば手を抜いているように思われることがございます。確かに工程数や、要する作業量は異なりますが、私共は決して手を抜くことなく、一点一点真剣にものづくりに取り組んでおります。ものづくりの姿勢だけは、永年、染色に携わってきたその精神を守り続けたいと思っております。
さて、弊社は大正時代の京の町家を再生した、「京町家 繭」を運営し、この中に工房を構えております。最近でこそ、そこを訪れる人をほっとさせる居心地の良い空間として、町家の価値が見直されていますが、平成十二年頃、周辺の京町家がどんどん失われていく中で、どうにか保存に取り組みたいと考え、今のような複合施設に再生させました。
本当は全面的に建て替えた方が簡単でした。しかし、それでは町家自身だけでなく、京都という地域の良さまでもが失われるような気が致しました。再生の道程は困難の連続でしたが、多くの方々の尽力に支えられて、素晴しい施設へと生まれ変わりました。
京町家 繭は観光の方も、地元京都の方も、ふらっと立ち寄れる空間です。雰囲気までを含めた、私共の“作品”を是非ご覧にお越し下さい。京町家 繭はいつでもあなたを歓迎いたします。
最後に、これからもお客様に喜んで頂けることを最優先に、精進を重ねてまいりたいと思いますので、今後ともご愛顧の程、宜しくお願い申し上げます。
有限会社 丸益西村屋
伝統工芸士 西村 良雄


